YELL~あなたへの応援歌~ 2020 Track.12『逆参勤交代が働き方を変える、地方を変える、あなたを変える』
思い起こせばコロナに始まり、コロナに終わる2020年。
春も夏も秋も冬も、季節感を感じることなく毎日が過ぎていく感じでしたね。
桜も見てない、海にも行ってない、紅葉も楽しんでない、そしてこの冬は大好きなハワイにも行けない(涙)
さて皆さんの2020年はいかがでしたか。
私はまさかまさか?予想通り?の急転直下の低空飛行状態を迎えています。
私のビジネスモデルは外部環境に弱いのは承知の上で立ち上がりました。
SWOTの強み×機会をしっかり考えて臨んだこの事業は、創業3年は思った通りにイヤそれ以上に順調だったように思います。
また2本柱に据えていた、副業と言っては怒られますが、研修などは実は二の次だったのに、その研修も数多くお引き受けできたことで完全に利益貢献してくれていました。
私の中でのSWOTのTはまさに外部環境による委託契約先の不振、バレンタインからコロナに至るまで、その波は私に向かって襲い掛かってきました。
3期目の終わる8月までに新規事業の準備をしっかり進めて4期目を迎える、準備のための前期が全く準備に時間をさけず、最後には自身がコロナに罹患する顛末に。
4期目に入ってこの3か月、売上は通常時の30%ダウンの状態。
意地でも黒字を掲げている私にとって最優先にすべきは止血、これは奇しくも外資系で身についている常套手段。
役員報酬を下げる、不必要な固定費にメスを入れる、全く躊躇なく即行動してお陰様でホント意地の黒字をなんとか続けています。
そんな私もこの1か月半は明日のための1か月半、恐らく創業以来一番忙しく飛び待ったかもしれません。
もちろん委託契約先の仕事はしっかりと行いつつ、野球選手のセカンドキャリアの仕事に多くの時間を割きました。
今もまだその最中ではありますが、振り返ってみると深呼吸するひますら感じない、いつもなら5時には飲みにでも繰り出しそうな私が、ZOOM面談に夜を費やす。
40名を超える選手とLINEやZOOM、そしてリアル面談で話をしました。
そして野球選手を採用したい、そんな企業さんに出向いてたくさん話をしてきました。
やりたい仕事が決まっている、そもそもどう踏み出していいかわからない。
野球はできれば続けたい、野球はもう考えたくない。
それぞれの選手の意向を汲み取りながら、私の真骨頂である勇気と元気を送り、その気にさせるスタイルで幾度となく話を重ねてきました。
希望業種や職種があれば迷わずに進ませる、迷ったら敢えて違う業種職種を見せる。
全く踏み出せない子にはとにかくいろんな会社を見させることでイメージを沸かさせる。
キャリアコンサルなど経験のない私、人事部で仕事などしたことのない私、でも目の前の相手としっかりひざを着け合わせ四つを組んで真っ向勝負していれば自ずと信頼が生まれて、きっといい就職支援ができると思っています。
私は中小企業の廃業を食い止めたい男です。
この野球選手の就職支援がその中小零細企業の事業承継問題、後継者不足のカンフル剤になれば、そう思ってそう信じて前に進んでいます。
一方で企業側の手応えも十分感じています。
私は売上に一番重要な要素はマーケットがあるか、マーケット選択が間違っていないかだと思っています。
私は営業を仕事にしていますが、営業力ではなくむしろその市場選択が一番重要だと考えて行動しています。
だからこそその求人側にも手ごたえを感じずにはいられないのです。
必ずや次のもしくはその次の経営者として彼らが活躍する、できる、そんな絵が頭に浮かびます。
さてこれからこの事業を私の主軸に育てるためには、今の野球選手のセカンドキャリアはフックに過ぎません。
私のもうひとつの市場は私が育った金融機関、それも生命保険会社を筆頭に、ミドルシニア層に新しい働き方を推奨していきたいのです。
私も54歳、たまたまお前だからとは言われる起業でしたが、そんなことはありません。
もう一度目を覚まして、気持ちに火を着ければ起業なんて全然可能です。
年収に固辞する時代ではありません。
その年収が下がっても副業が許されるならそこを頑張って収入逆転させればいい。
その上で起業の準備もできるのだから未来は明るい。
生まれた地に帰りたい。
地方創生と言われるこの日本の未来は、案外学生さんが地方に留まること、そしてこのミドルシニアが生まれ故郷に帰り、中小企業に就職してその手腕を振ることではないかと思っています。
地方創生×中小企業×働き方改革×ミドルシニア
これが私のジョブキャリアの集大成の仕事、そう思っています。
ハワイで甘味処?はもう少し後にしよう。
つづく