株式会社アーヌエヌエ

お知らせ

  • ホーム  >  
  • お知らせ  >  
  • YELL~あなたへの応援歌~2020 Track.8『守成は易きに似て~世代間ギャップ考~』

YELL~あなたへの応援歌~2020 Track.8『守成は易きに似て~世代間ギャップ考~』

あなたへの応援歌を書きながら自分も応援して欲しいと思うこの頃。
コロナの影響は私の足元にも確かに及んでいます。

8月で弊社も3期目が終わろうとしていますが、よく言われる「上り坂、下り坂、まさか」の状況に弊社も見舞われています。
持続化給付金も有難く頂戴し、家賃支援給付金も有難く申請させていただく予定です。

さて、本来ならば意気揚々と4期目のビジョンを声高に掲げる、そんな8月のコラムだったはずですが、やっぱり外部環境には勝てず少々?イヤだいぶ遅れをとっています。
その遅れとは4期目から始める予定の新規事業です。

私のビジネスキャリアの最終地は「人」にこだわることと決めていました。
中小零細企業の廃業は止められない、ことあるごとにそうお話してきましたが、いつの日からか誰かが止めないでどうする!?だれも止められないならこの俺が!!??そんな気持ちが芽生えていました。

中小零細企業の後継者不足に一石を投じる、中小零細企業の人手不足に活路を見出す、中小零細企業のこの先の100年を支援する、これが私のビジネスマンとしてのエンディングストーリーとしたいのです。

さていつも通りにここからは熱く吠えたいと思います。
思いのほか弱ってない、むしろ前向きだと思ってもらえるはずです(笑)

コロナ禍であるのは誰もが一緒、誰もが苦しい、誰もが叫びたい、誰もが逃げたい、誰もが先が見えない、誰もが救って欲しい、誰もが収束を願っている、誰もが幸せを取り戻したいそうに違いありません。
もちろんこの私だって決して順風満帆ではありません。

でもこの環境下で何を考え、何を実行に移すのか、そこが重要ですよね!?
何もしないで過ぎ去るのをただ待つ人、この環境下でいますか???
50を過ぎたこのオヤジが頭とカラダに汗かいているのだから、誰にだってできる!できるはず!!そう信じて止みません。

不要不急の営業マンであった私も、今やZOOMを我流ながらもどんどん積極的に活用してリアルで会えずとも時間を埋める努力をしています。
それでも今まで通りいかないなら、最近会ってないなぁって思う人に連絡をして会いに行っています。
不思議と久しぶりの出会いが新しい何かを生み出してくれるのを幾度となく経験している私、むしろ生み出す努力を私は徹底的に図ります。

研修講師もする私、リアルで出来ないから講師業引退!?
な、訳がない(笑)、着実に二の手三の手を打ちに歩いています。
恐らくこの秋からはほぼ今まで通りの姿に戻るように手ごたえを感じています。
むしろ生き様を教えているのに何この様みたいのは可笑しいですよね(苦笑)

さて、中小零細事業を営む経営者の皆さん。
私のホームページにも来られないし、もちろんコラムも読まれないとは思いますが、独り言だと思って言わせてください!!

過去の栄光の元に現代を対比すること、過去の成功体験を胸に現代にそれを求めること、
過去の名誉名声を掲げて現代を生きること、もうやめませんか!!??

高度成長期、バブル景気を経ての失われた20年、そしてこのコロナ。
時代は50有余年過ぎ、刻々と外部環境が変化しているのに、皆さんは変化していますか!?

私は53歳、数多くの諸先輩方に支えていただいてここまで成長してきました。
感謝の念に絶えませんし、敬う気持ちは決して忘れていません。
自分も今やシニア世代の真っ只中、どちらかと言えば古い思考体質なのだと思います。

でも私は私より遥か若い、20代、30代、40代の若者や青年から大いに刺激を受け、学び、そして彼らを尊敬しています。
彼らのパワーを見縊っていませんか??彼らをどこか軽んじていませんか??
私は彼らに負けない、負けないように、必死に考えて行動するよう努力しています。

私が新しい事業を始めたい、そのきっかけになったのはまさにこの事実なのです。
新陳代謝を図りたい、世代交代を促したい、日本の遅れを取り戻したい、その思いからです。
かつて新人類と呼ばれたこの世代こそが、世代間ギャップを埋める通訳者世代として射会に機能すべきではないかと考えたのです。

廃業をする、廃業をする選択肢が本当に正解ならば絶対廃業すべきです。
廃業をしたくない、ならば廃業しない努力をしていますか?本当にしていますか??
後継者がいないから廃業せざるを得ない、本当にそうなのですか!?打つべき手は全て尽くしましたか!?エゴやプライドが邪魔して誰にも打ち明けていない、そんなこと絶対にないですよね!?
事業承継が進まない、それはそうですよ!だって何も考えて行動していないのですから。
M&Aなど自分の魂を売ることになる、そんな魂ならとっとと売ってください!!

このコロナで日本が世界に大きく後れを取っているのは顕著に見えたはずです。
On-lineで申請したものを目検で確認する??ナンセンス極まりありませんよね!?
これを許してきたのが紛れもないこの日本と日本経済なのです。

実は私、最近の若い者は…このくだりを今まで使ったことはありません。
だって若者はとても勉強しているし、とても考えているし、行動にも無理無駄がありません。
それについて行っていないから最近の若者はのフレーズが出てしまうのです。
世代間ギャップなんてあって当然で、お互いが認め合わなければ成立しないし、どちらが下りるべきかと言えば間違いなく年長者でないでしょうか!?(のが美しい)

ちなみにこのコロナで一番世間に寄付をしているのが20代世代なのご存知でした!?
今や若者のバイトもボラバイトと言う言葉がある様に世の中のために自分の力を尽くすことを選択基準にしているのですよ!?
私の時代はいくら稼げるのか、でしたからお恥ずかしいとともに時代の変化を感じます。

そのように外部環境をしっかり捉える、捉えたうえで外部環境に適応していく力。
先入観を排除した思考をする、そしてその思考に基づき効率効果を重んじた行動をする力。
決して周囲に迎合することなく、自分の価値観や意思を尊重し適切な判断を下していく力。

今の若者には実はこの資質が備わっているのです。
こんな若者が経営者となってこれからの日本を支えていくはず。
むしろそんな世の中にならなければこの日本の成長、日本経済の成長は全くありません。
多くの若い力が魅力のない日本を飛び出し、可能性を求めて海外に出て行ってしまうことが大いに想像できます。

若者の力を日本にとどめておくために、チャンスをどんどん作っていきたい。
次世代の経営者を輩出する、蘇生のシンボルとして中小零細事業者に送り込む、そんな事業に使命感を持って臨んでいくこと、それが私のビジネスキャリアの集大成です。

とは言うものの、まだまだ50代、60代の経営者のみなさん。
あなたたちの力を今こそ見せる時です。

私からの叱咤激励の言葉を送らせてください!

1. 停滞は退化、志向(志の向くまま)⇒思考(必死に考えて)⇒試行(挑戦を厭わない)

2. 己の刃を研ぐ、自分の力を過信しない、謙虚に素直に自己研鑽を怠らない

3. 気が機を作る、自らの元気、勇気、根気が絶好の機会を作るはず、待たない、作る

そうしたらやり切った、そう自分に言い聞かせて拳を下してくさい。
そして自信を持って胸を張って勇ましく潔く、その道を後進に譲ってください。
皆さんがやるべき、むしろやらなければならないキャリアの集大成はここにあるはずです。

あ~熱かった(汗)
さて、自分への戒めをもって8月のコラムの筆を置きたいと思います。

~つづく