株式会社アーヌエヌエ

お知らせ

  • ホーム  >  
  • お知らせ  >  
  • YELL~あなたへの応援歌~2024Track♪7 『あなたの事務所はなぜ採れない!?前編 ~叡智を絞って未曽有の危機を乗り越えろ~』

YELL~あなたへの応援歌~2024Track♪7 『あなたの事務所はなぜ採れない!?前編 ~叡智を絞って未曽有の危機を乗り越えろ~』

YELL~あなたへの応援歌~2024Track♪7 『あなたの事務所はなぜ採れない!?前編 ~叡智を絞って未曽有の危機を乗り越えろ~』

今日は7月1日、高卒新卒の求人の解禁日。

私は高卒新卒の採用支援をしている日本でも唯一稀有な会社の顧問を引き受けています。

なぜ引き受けたのか!?それは間違いなく日本経済の急所になるであろう若手採用のカンフル剤になるのではないか、社会課題の解決に一役担えるならとお引き受けしました。

 

先日、日経新聞のトップ記事に、大手企業が高卒新卒採用に舵斬りという記事が出てましたね!ヤマト運輸など物流を中心に人手不足、若手不足が顕著で戦略変更を余儀なくされています。

物流業界のみならず、建設業界においても資材の在庫がはけない、要するに建設現場で人手不足で仕事を引き受けることができずに発注が出来ない、何とも言い難い大変苦しい状況。

介護事業者においても給与水準も低く、労働環境も悪いために若い人中心に担い手が生まれない。そのように仕事があるのに事業を回せない、なんとも切ない現場のリアルです。

 

私は会計業界の支援を生業としていますが、この会計業界も多分に漏れず未曾有の人材不足に陥っています。

先生方にはよくこう言われます「杉山さん、いくらでも仕事を回すので良い人材いませんか!?ぜひ紹介してください」

「先生、まさか簿記二級資格者に限る、実務経験2年が必須、なんて考えてないですよね!?」

「そんな人材知ってるなら既に紹介してますから(苦笑)」

 

『未経験者や高校生の新卒に務まるわけがない』『そもそも忙しくて教育するような時間がない』『会計業界は丁稚の世界、背中で仕事を覚えるもの』

令和の時代、VUCAのこの時代に果たしてそうでしょうか!!??

むしろ、この既成概念や古い凝り固まった思考を採用がうまくいかないなら一度真っ向から否定しない限り、この難関を乗り切ることなどできるでしょうか。

 

『いつまで口を空けて待っていても経験者で力ある人など採れるわけない』

とある先生は職員の反対も押し切って未経験者を採用、パチンコ屋の店長にキックボクサーに劇団員…、常軌を逸した?この攻撃的な思考で見事に難局を乗り切っています、あっぱれとしか言いようがありません。

 

「みな大手志向、安定志向だからうちのような弱小零細事務所に人が来るわけがない」

とある先生、同じように未経験者に舵を切ってエンジニアを採用、その方が見事に最短で税理士資格試験に合格されたそうな、その人にもそして先見の明があった先生にも拍手。

 

「もう流れ者ばかり来ては辞める、経験者にはうんざり、いっそ未経験に挑戦しよう」

とある先生、高校生の採用にシフトチェンジ、初めての挑戦でなんと2名の採用。

そのうち1名は家庭の事情もあって進学を断念、地頭の良さから必ず税理士になれると先生が太鼓判、よくぞ思い切ってくれました、そうでないと会計業界は変わりません!!

ちなみにこの先生には仲の良い先生をご紹介いただき、そちらでも採用が成功したそうです。その求人票には【茶髪OK、ネイルOK、服装自由】いいんです!身なりよりも中身、いいんです!中身が悪ければ落とせば(笑)応募のハードルをまず下げないといかんのです。

 

ここで気づいて欲しい、採用は採る側(求人企業)の理屈でなく採られる側(求職者)の理屈に立って考える時代なんです。

だからホームページなんてあって然り、ホームページには採用ページがあって当然、ホームページなんてもう古い!?採用にはSNSを駆使しないと!その採用した高校生、SNSの専担者を任せたらどうですか!?私のようなITリテラシーゼロの人間より、デジタルネイティブの若者に任せた方がきっと成功しますよ!高校生の活用方法じゃないですか!?

 

簿記なんて入社前に3級だけ取ってきてって話をして、入社してから2級獲ってねでもいいじゃないですか!?

高校生採用するなら商業高校しか採らない!?イヤイヤ商業高校には5,000を超える求人票が届くんですよ!先生の事務所の求人票なんて埋まっちゃいますから(笑)

ウチは学校に通わせてあげる、そんな福利厚生を敷いてあげたっていいんです!

 

実務経験2年必須にもモノ言いたい!

A事務所の実務経験とB事務所の実務経験って一緒ですか!?先生。

「使えると思って採用したのに使い物にならない」そんな声も耳にします。

これじゃお互い不幸でしかない、採る側の責任をもっと考える、そもそも人を見る目をもっと養う、「先生、良かったら私が面接立ち会いますよ!」って話すこともしばしば(笑)

 

会計事務所の仕事は【課税所得を算出する】専門職であるのには全く異論がありません。

でもその専門職の部分ってこれからひょっとするとAIに獲って変わられる分野ではないですか!?それよりも非常事態の今だからこそ事業戦略を見直す絶好の機会じゃないですか!?

採用戦略の前に事業戦略アリ。

これは次回も書けるなってことで、次回はこれをテーマに吠えまする。

~つづく~