YELL~あなたへの応援歌~2023Track♪6 『すぎさくしゃちょーの日々是雑感 ~教える側の責任、学ぶ側の責任~』
鬱陶しい梅雨がもうじき始まるのね(‘◇’)ゞ
高温多湿が苦手な私、外出で大汗かくこの時季が今から憂鬱。
下手な横好きのゴルフも梅雨時期は大雨が降ればキャンセルになるだろうし、寂しい限り。
先月、ゴルフの記事を書きましたがつい先日44・46の90点ちょうどを出して復活の狼煙を上げているのに、だわさ( ;∀;)
さて、本題。
今年に入ってお陰様で研修講師として保険会社の社員の方や保険代理店募集人の方々を前にお話しする機会が増えてきました。
と言うことで、研修のこと、その後の実践、成果につながるまでの持論を認めたいと思います。保険業界に限らずみな一緒なのでぜひ一読ください。
保険業界の方々は実に知識欲が高いために研修に参加される方も多々いらっしゃいます。
それは素晴らしいこと!日々研鑽、顧客のために自分自身に磨きをかけること、当たり前と言えば当たり前だけど、その姿勢はホント敬服します。
でもでも、それが本当に身になっているのか、実践できているのか、成果に繋がっているのか、講師を任される私は実に心配です。
実践し、成果に繋げるための学びの場なのに、その場限りで自分の腹の中に収めっ放しの消化不良の方が多いように見受けられます。
勉強して、さも解った気分になって、1カ月たてばもう学ばなかったのと一緒。
研修の世界では使い古されていますが、ドイツの学者であるエビングハウス氏の記憶の忘却曲線って学説ご存じですか?『記憶と言うのは実に儚く、20分で40%近くは記憶の彼方、1日経てば80%近くは儚く消えている』のだそうです。
私は研修の度にこの話を先制パンチとして冒頭に持ち出していますが、私塾以外で請け負った仕事であれば実勢の行動は追えないのが現実。袖触れ合うも、なので心配です…
そう考えると研修する側の座組、建付けの工夫も絶対重要かなと。
私はよくこう話します「みなが成果を出してもらわないと研修講師が儲かるばかり」「私は研修講師が本業ではないので儲けるつもりもないし皆さんに結果を出して喜んで欲しいだけ」だから多少は頂いていますが実にカクヤスです(笑)
じゃあ研修運営側はどうしたらよいか。
最近、一方的な詰込み型はだいぶ減っていると思いますが、このスタイルはもう古のスタイルですので、むしろコンテンツを絞り、合間にワークを入れたりディスカッションを入れたりして消化をしてもらうようにする。その代わりコンテンツを分割してシリーズ化して学びの階段を登れるようにする、宿題を出して定点観測する、長丁場の研修ならば一連の学びを成果物として最終回までに作成して発表するなど、成果を目に見えるようにする、このように成長を実感できる番組に変えていく必要を感じています。
ちなみに私の場合は私のお眼鏡に適った塾生に学びを活かせる実践の場、すなわち顧客見込みと会えるシチュエーションまで準備、提供できるよう努力しています。
それぐらいやらないと塾生も喜びを噛み締められない、成果を実感できないのではないかと思います。
よく研修はインプット、実践はアウトプットと言いますが、実践する受講生はどう実践しているのか。本来はその確認の場を設けてこそ研修効果を測ることができると考えています。
ちなみに我塾は月2回開催、前半戦は知識習得のインプット、後半戦はその知識を実践してきたかのアウトプットの確認です。
学びっぱなしで復習していない、実践の場で話していない、そうであれば2回目の回はズタボロになっている、他の実践してきたメンバーとの差は歴然、そこで気づき考えねば成長できる要素はないと思います。
持論、『すべてを教えず、気づき考えるからこそ、教えが活き学びが深まる』
学びは受講生の姿勢も大事、何のために今ここに居るのか、やらされ感の受講ならば受けない方がマシ、だから保険会社側がお金を出して集める研修には実は?です。(苦笑)
保険募集人自らが身銭切ってでも学ぶ姿勢があってもいいのではないでしょうか。
運営側の保険会社様、ぜひそのあたりも一考くださいませ。
その受講生自身の学びを阻害する最大要因は【固定概念】と【先入観】
フィルターかけて参加する姿勢、講師や題材を斜めから見る姿勢、学びの場では不要ですね!だったら参加しなければいいってそう思いません!?
話し手が違えば伝え方も違うし伝わり方も違う、頭を真っ白にフラットな気持ちで参加しなければその時間がもったいない。仮に研修講師が✖だったらそれも反面教師と言う学びなので得るものは絶対ある、そう信じて参加すべきです。
持論、【知識≦スキル≦品格】知識よりもスキルよりも品格、全員が成功していない要因はここにある、品格すなわち顧客への責任が学びを成果にしようとする気概を生み出し、どのように伝えようかと試行錯誤するからスキルが伸びる、何よりもその知識を使う人間の魅力そのものが最大の商品性。
研修講師の評価は受講生の評価、ただ内容が良いからでは評価に値しない、結果に繋がってこそ、喜びを味わってこその講師の評価。だからこそ受講生側の評価はけっかそのもの、受講生にはぜひ自覚と覚悟をもって成果と言う責任を果たして欲しいです。
そして講師をする身としてこの私も、同じ自覚と覚悟と責任をもって今後もマイクを持とうと思います。
~つづく~