2020年11月1日(日)

コラム

YELL~あなたへの応援歌~ 2020 Track.11『中小企業の後継者不足にカンフル剤、社名のごとくの私の使命』

怒涛の出張、14日間の戦いが幕を閉じた今日、10月31日。
ようやく11月のコラムに手を着けることができました。

何がそんなに忙しいの?コロナ不況の真っただ中で営業に精を出しているのか!!??
昨年から恒例の野球選手の就職支援の仕事、セカンドキャリアセミナーの登壇で東奔西走の日々でした。

BCリーグ、野球の独立リーグとしては最大の12球団の所帯です。
その1球団1球団に17日から歩き始め、今シーズン優勝した神奈川フューチャードリームスへのセミナーが今日の最終回でした。

別に人事部にいたわけでもないし、キャリアカウンセリングの経験もある訳でもないこの私がどんな話をしているのか。
今日はそんな話をさせていただきます。

今年のコアコンセプトは『社長になる夢、ビジネスでてっぺん取る夢を応援します』です。
中小企業の深刻な後継者不足、以前であれば廃業止むを得ずと思っていましたが、今は誰かが止めなきゃ、誰がやる??イヤ誰もやらなきゃ俺がやるってことで息巻いています。

日本を支える350万の中小零細事業者は社長の年齢は年々1歳ずつ上がりもう64歳?
そして70を過ぎた経営者も半数に迫る勢いでその過半数に後継者がいない現状。
このまま放置すれば日本は人口も減るし、企業も少なくなるし、活気のない寂しい顛末、それでは全くこの日本に未来がない。

方や野球選手、26歳の年にNPBから声がかからなければみな引退を決意する。
26と言えばまだビジネスの世界ではヨチヨチ歩きを卒業するのが出始めるくらいのところ。
まだまだ可能性しかない、魅力的な年齢層です。
彼らはこう話します、「いずれ会社を経営してみたい、社長になりたい」と。

野球の世界でてっぺん目指してきた彼らの魅力は、ひとつのことをやり遂げるために磨いてきた集中力や、高みを目指すべく努力を惜しまない向上心、そして厳しい練習や勝負の逆境に耐える忍耐力、そして礼節を重んじる世界に身を置いてきたことで養われた礼儀作法。
一言で言うと彼らのお父さん世代である私にとっては可愛くて仕方ないのです。
そんな中小企業と野球選手のマッチングに貢献できないかと。
これがセカンドキャリアを支援する意味合いです。

彼らにはこう話しています。
「決してジョブホップするな、キャリアはちゃんとビルドアップしなさい!」
恐らく読者の皆さんも想像できるでしょう。
スポーツ選手の現役当時の華々しさと引退後の儚い現実。
あの有名だった選手が今何をしているのだろう…メディアに出ている人など本当にごく一部で多くの選手たちのその後はとても寂しいものだったりする。

最初の就職選びで気を付けること3か条を話します。
① お金で仕事を決めない
② 先輩で仕事を決めない
③ 恰好で仕事を決めない

金を稼ぎたい欲は人一倍ある彼ら、特に独立リーグで金銭面の苦労している彼らにとっては高給を得ることは夢の夢かもしれません。
でも最初から高い報酬の会社を選ぶとどうなのか??それはみなさんの創造の範疇です。
報酬は入った会社で努力をして高くしていきなさいと話します。

厳しい上下関係で育った選手たち、イエスかはいしか言わずに育ってきました。
その先輩に相談し、良かったら俺の務める会社に来いよって言ってもらえるかもしれない。
でも私はこう諭します。
先輩が一生みんなの面倒見てくれると思う?先輩にも人生があるのだから。
先輩には相応しい職業かもしれないけどみんなに合っているとは限らない。

見た目良い恰好の仕事でも入ってみたら想像と全く違う格好悪い仕事、逆に見た目格好悪くても入ってみたらむちゃくちゃ格好いい仕事、かもしれないから先入観で仕事を選ばないことを約束して欲しい、と話します。

こういう子たちはジョブホップしやすい。

ではキャリアをビルドアップするためには??
彼らには今や一生この会社で働きますなんて流行らないから安心しなさいと、むしろ意味ある転職ならば価値はもっと高い、自分のキャリアをアップするための転職ならば大いにした方がいいと話しました。
そこで間違えた就職選びをしないためにも自己対峙をしっかりすること。
これは私がこのコラムでさんざん書いてきたブランディングの世界と全く一緒です。

自己対峙をして自分を棚卸して自己理解をしっかりすること。
そのために人生を振り返ることを怠らない、学生時代や幼少期まで遡って何が得意で何が不得意だったか、何が好きで何が嫌いだったか、良いも悪いもすべて一旦受け入れる。

好きなことを仕事にできる人などほんの一握り。
みな選んだ仕事を好きになるよう努力をしているもの。
不得意なことにも挑戦し克服して好きになっていくことだってあるはず。
事実私は数字が大嫌いで、保険会社に入るとも思わなかったし、入った理由はただ単に当時の彼女に給料を抜かれ、「転職しなきゃ結婚なんてしない、私は銀行に入ったのだからあなたも金融機関がいい」で選んだ会社。
1年も経たずして彼女と別れて自暴自棄になり、成績も出ずにもうクビになると思ったところから一念発起して頑張ったからこそ今がある。
入った時の年収から5倍になった、出来損ないの営業マンが役員手前までイケた。

そんな話を30分ほどしました。
私はトップバッター、このセミナーは10時に始まり18時までの長丁場。
普段スーツを着て机に向かうなんてこともない彼らが、1日無駄にしないための心構えを話すのが私の役割でした。

お陰様で多くの選手たちがカウンセリングの希望をしてくれました。
彼らのこれからのために一生懸命自己対峙に付き合ってあげたいと思います。
そしてその中から一人でも多く、次の経営者を目指せる人材を中小零細事業者に紹介していきたいと思います。

本当はもっとセミナーの中身に触れたいところですが、たぶんもう10枚ぐらい書きそうなのでこの辺で。

コロナショックも精神的に癒えたのは彼らと会えたことに違いないでしょう。
元気と勇気を私ももらって11月は怒涛のセミナーラッシュ、通常が戻り始めます。
つづく